日本『インパクト・リーグ』で２位！

クライメート・ポジティブを目指すスポーツ・エンタテインメントのセールＧＰが展開するもう一つのレース『インパクト・リーグ』。第６戦ペイン大会で、日本は見事に２位を獲得し年間リーダーボード６位に浮上しました！

『インパクト・リーグ』は、セールＧＰが気候変動に立ち向かうため、持続可能な活動をスポーツに取り入れ、クリーンエネルギーへの移行を加速させることなどを目的とした世界初の取り組みです。
海上でのエキサイティングなレースに参加する８ヶ国の各チームは、陸上でも大会に関わる全ての二酸化炭素排出量を削減したり、チーム内の多様性、包括性を促進をするなど様々な取り組みを進めることで、スポーツだけに止まらない私たちの目的を加速させるためのレースも同時に行われています。

各チームは、大会期間中、持続可能性に影響を与える以下１０の審査項目に基づいた取り組みを実行し、その成果とデータをレポートします。このレポートは外部の監査を受け、ランク付され、リーダーボードに反映されます。
２０２２年３月にサンフランシスコで開催されるシーズン最終戦で、総合得点が1位のチームはシーズン・チャンピオンとして表彰され、さらにチームの取り組みをサポートした『レース・フォー・ザ・フューチャー』のパートナー（日本が優勝した場合は、Ａ　ＰＬＡＳＴＩＣ　ＰＬＡＮＥＴ）には、活動資金の援助としてセールＧＰ賞金が手渡されます。

『インパクト・リーグ』１０の審査項目（大要）

１. サステナビリティー計画　
持続可能性実現のため大会における主な影響分野に対処するため、チームの行動目標を設定。

２. テクノロジー&イノベーション
持続可能性の課題を推進するため、テクノロジーとイノベーションを活用し、変化を加速させるためのソリューションを創出。

３. オン・ウォーター　
海上でのカーボンフットプリントを削減。　

４. マーチャンダイズ　
サプライヤーと協力し、衣類などの素材や、再利用など持続可能に向けた改善をすることで、チームが使用する製品の影響を低減。

５. 使い捨てプラスティックと廃棄物　
廃棄物と、使い捨てプラスチックの排除。

６. 遠征地への移動と宿泊
主に空路による人員の移動や宿泊数を最小限に抑え、開催地では徒歩や自転車などの低炭素移動オプションを奨励。

７. 食事　
食材の選択によるカーボンフットプリントを削減。 気候変動に配慮した植物由来の食事を奨励し、リーグの目標であるISO20121（イベント・サステイナビリティー管理システム）により早く適合させる。

８. ユージング・ユア・ボイス
より良い未来へ変化を加速させるため、チームと選手たちの挑戦や取り組みを発信し、ファンにポジティブな影響を与える。

９. 多様性と包括性
女性選手の起用、次世代選手の育成、インスパイア・プログラムのサポートなど、草の根レベルからエリートレベルまで、多様性に富んだセールＧＰの活動を推進。

１０. コラボレーション
チーム同士、またはリーグと協力し、セーリングやスポーツ界全体、そして世界に向けてポジティブな影響を拡大する取り組み。

以上の審査項目には、それぞれのポイントが割り当てられ、各取り組みがどれだけ問題解決に貢献しているかが厳正に審査され、採点されます。

来年、サンフランシスコで開催されるシーズン最終戦には、2つの表彰台が用意されます。一つは海上でのエキサイティングなレースのために、そして、もう一つは地球のための表彰台です。スポーツには勝敗がつきものですが、私たちの『インパクト・リーグ』に敗者は存在しません。近い将来、この取り組みが地球に勝利をもたらすことで全員が勝者となるからです。

今回、日本チームは、メンバーの地道な努力により取り組みが良い評価を受けました。私たちは、さらに努力を重ね、スポーツを通し少しでもより良い地球の未来に貢献できるよう引き続き真剣に取り組んでいきます！