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デンマーク大会を振り返る

30 AUGUST 2021News
Tags:
  • 日本

ジャパン・セールGPチーム広報の渡部雄貴です。
今回も温かいご声援ありがとうございました!おかげさまで準優勝という素晴らしい成績で大会を終えることができました。大会も二日間オーフスの大観衆の目の前で白熱した興奮のレースを披露することができたと思います。
特にレースビレッジの中心となったオーフス・セーリング・センターでは、空飛ぶヨットレースを一眼見ようと、チケットが完売してもなお 詰めかけた、1日2千人以上のファンを魅了しました。

不振だったプリマス大会から、なんとか調子を取り戻したい我らが日本チームは、2日目に、2レース連続1位を取る土壇場の底力を見せ決勝レース進出を果たし、優勝は逃したもののイギリスに反則行為を誘い出す”技あり”のセーリングで見事大会準優勝を手にしました。チームとしては尻上がりの成績で、次につながる良い大会となりました!

ドライバー/ニコライの後ろでセーリングを楽しむデンマークのフレデリック皇太子殿下

なんと!デンマーク皇太子殿下F50を体験!
大のセーリングファンとして知られるデンマークのフレデリック皇太子殿下が、セールGPデンマーク大会の視察にオーフスのレース会場を訪れました。皇太子殿下は母国を代表するデンマークチームへの激励はもちろん、なんとチームと一緒にF50でのフォイリングまで楽しんで行かれました!王室にヨットファンがいるなんて羨ましい!さすが欧州ですね。

話題となったペナルティー
少しマニアックな内容ですが、今回もっとも熱い戦いをみせたのは決勝レースの日本 vs イギリスだったのではないでしょうか? イギリスに課せられた航路権の侵害(日本にマーク回航に必要なスペースを与えなかった) のペナルティーにより、好調のオーストラリアを追う激しい2位争いは、日本に軍配が上がりました。

このケースについて、日本のドライバー/ ネイサン・アウタリッジがコメントしています。「決勝レースでのイギリスに対するペナルティーについて少し説明します。レース中、私たちが実際に回航しないマークに対しても、各艇の位置によって権利が発生する場合があります。あの時の位置関係になれば、高確率で私たちの回航を妨害したと判断され、イギリスにペナルティが課せられます。結局その判断が準優勝出来た大きな要因でした。

詳しくいうと、ルールではマークを回航する時に必要なタックに十分だとされるスペースは、F50艇全長の3倍(15m x 3 = 45m )の広さが必要であることしています。あの状況だとイギリスは、マークから45 メートル離れ外側を大きく回航しなければなりませんでした。マーク回航でお互い同じマークを回る場合、マークに対し内側の艇が権利艇となり、普段権利を持つスターボード艇でも逆の立場となりペナルティが課せられる可能性があります。

あの時は、仮に私たちがイギリスの内側でタックして衝突しないように試みたとしても、急旋回による失速で大きなロスになると考えました。なのでルールに沿って、ポートで全力でアプローチし、イギリスの目指すマークを回らず、そのまま真っ直ぐ後ろを通った上で抗議をし、ペナルティを誘いました。これも戦略です。

この件についてレース後、イギリスチームのドライバー/ベン・エインズリーと話をしたのですが、もし彼らが逆の立場だったら、彼も私たちと同じように抗議していたでしょう。こういったルールの隙を見つければ、結果を大きく左右する可能性もあります」ペナルティーの瞬間

決勝レースを振り返るネイサン
日本とイギリスの激しい攻防戦!決勝レースにて
東京五輪を終えチームに戻った高橋レオ。久しぶりに彼の笑顔が見られました
同じくチームに戻った高野芹奈。練習ではグラインダーにも挑戦!

第5戦はフランスへ
フランス・サントロペは名声あるセーリングイベントを主催する長い歴史と伝統を持ち、フレンチリビエラの壮大な会場が舞台となります。Société Nautique de Saint-Tropez(サントロペ海事協会) は1862年まで遡る最も古いスポーツ協会の1つでフランス大会では技術的なパートナーとしての役割を担います。協会は現在もVoiles de Saint-Tropezを含む著名なイベントを開催しています。ヨーロッパで最も有名なリゾート地の1つである優雅なサントロペ湾。城壁と鐘楼で知られる世界有数の古い街並みの目の前でハイスピードレースが行われます。乞うご期待!