セールGPの選手たちは、大会を終えると次の大会が始まるまでの期間、チームを離れ各自の活動に戻ります。別の大会に出場する選手、自主トレに励む選手など様々ですが、今回は前回のニュースレターでお届けした「梶本和歌子のイタリア修行」に続き、日本チームの選手たちの近況をお伝えします。
ネイサン・アウタリッジ（ドライバー）
ターラント大会後、ネイサンは家族の待つニュージーランド/オークランドに戻りました。コロナ感染拡大防止の水際対策が徹底しているニュージーランドで先週やっと14日間の強制隔離が終了。現在は家族と共に故郷オーストラリア/ニューサウルウェールズ州マッコーリー湖のほとりワンギに帰省しています。彼はプリマス大会までの短い期間、ホームグランドのマッコーリー湖で、カイトサーフィン、ウィンドサーフィン、ウィングフォイルなどを使用し、トレーニングを怠りません。また今年9月にイタリアで開催予定の世界選手権のタイトル奪回を目論むモス級で、シドニー在住の森嶋ティモシー選手との合宿も予定しています。
フランチェスコ・ブルーニ（フライトコントローラー）
マルチセーラーで知られるフランチェスコ選手は、ターラント大会の翌週、ガルダ湖で開催されたモス級全イタリア選手権で見事に優勝しました！しかし、疲れを知らない男ブルーニはこれに飽きたりません。来月早々、イタリア市民から絶大な人気を誇る自転車の市民レース「マラトナ・ドレス・ドロミテス」に出場します。この大会の特徴は、走行距離138km、獲得標高4,230m！参加人数9,000人以上！海でイタリアを制したフランチェスコの次の挑戦は過酷な山のレース。体力と気力の限界に挑みます！
クリス・ドレイパー（ウィングトリマー）
クリスはサーフィンやスノーボードといった、いわゆる横乗り系スポーツの熱心な愛好家。大会の合間は家族との時間を過ごす傍らサーフィンをしたり、趣味が高じて実際にサーフボードの自作もやっちゃいます。現在は、最近購入した最新のウィングフォイル（写真）で日々トレーニングを行い、来月地元イギリスで開催される第３戦プリマス大会に向けマイペースで調整中です！
森嶋ティモシー（グラインダー）
ターラント大会終了後、シドニーに戻った彼も、先週やっと２週間の強制隔離が終わりました。監禁状態でまともなトレーニングができなかったこの２週間を一刻も早く取り戻すべく、現在は1日の大半をジムで過ごし体づくりに余念がありません。また、来週から予定しているネイサンとの集中トレーニングでフォイリングスキルをさらに磨き、9月に日本で開催予定のモス級全日本選手権での優勝も狙っています！
笠谷勇希（グラインダー）
常にストイックに上を目指し続ける自称！「日本一のグラインダー」笠谷選手は先週、日本初となるコースタルローイング大会「Beach Rowing Sprint Games 2021 Imabari 」（愛媛県今治市で開催）にミックスダブルスカルで出場しました。 このような大会に参加することで、体力はもちろん精神力や勝負感が鍛えられます。大会まで後約３週間。自宅のローイングマシンと毎日のジム通いでさらにパワーアップしプリマスの海に備えます。
高橋レオ（グラインダー）
東京五輪セーリング49er級日本代表で出場予定の高橋選手は現在オーストラリアのゴールドコーストで地元オーストラリアとニュージーランドから五輪代表チームを含めた10チーム以上が参加する合宿に合流し、本番を想定した最後の実践トレーニングを行っています。来週帰国し、相模湾で最終調整に入ります。
高橋レオ・小泉維吹チームのFBページはこちらから
https://www.facebook.com/TakahashiKoizumiSailingTeam/
高野芹奈（育成選手）
セールGPシーズン2から育成選手として参加している高野選手も東京五輪日本代表。49erFX級で出場します。セールGP開幕戦バミューダ大会の後、ポルトガルで1ヶ月半に及ぶ長期トレーニングを終え、先日無事に帰国。日本で最終調整を迎えています。高野選手は五輪終了後、セールGP第４戦のデンマーク/オーフス大会からチームに合流する予定です。
高野芹奈・山崎アンナチームのFBページはこちら
https://www.facebook.com/ansenasailing/
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がんばれ日の丸セーラーズ!