ニュージーランドチーム、来季から参戦 五輪金メダル、アメリカズカップ優勝のバーリングとトゥークら

6 AUGUST 2020News
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2020年8月7日(金)
ニュージーランド・オークランド
2021年4月に再開予定のSailGPシーズン2から、新たに結成されるニュージーランドチームが追加され、参戦することになりました。同チームを率いるのは、2016年リオデジャネイロ・オリンピック49er級の金メダリストで、2017年アメリカズカップでは、母国を連覇に導いたピーター・バーリングとブレア・トゥークの世界的トップセーラー。2人はニュージーランドチームの共同CEOとしてチームを統括します。来年4月の米・サンフランシスコ大会がデビュー戦となる予定です。

2018年に創設されたSailGPは、世界中の象徴的な都市の水上で競う国別対抗戦を特徴としています。各国が使用する艇は同一の規格、性能で、昨年の「世界セーリングボート・オブ・ザ・イヤー」の称号を獲得したF50カタマラン(双胴艇)です。

バーリングは「アオテアロア(ニュージーランドの別称)を代表してセーリング界最高峰の競技に参加できることを心から誇りに思います。 SailGPは世界を舞台にプロが年間を通して最高のパフォーマンスを見せる機会を与えてくれます。アメリカズカップやオリンピックを目標にしている我々にとってもこの競技はそれを完全に補うものです。強いチームを作り、セーリングとそれを取り巻く環境保護の価値観に共鳴するパートナーを構築していくことを楽しみにしています」と述べています。

バーリングとトゥークは2008年からペアを組み、それ以来49er級で2つのオリンピックメダル(ロンドン大会銀、リオデジャネイロ大会金)に加え、2013~2016年の世界選手権を4連覇するなど、6つの主要世界タイトルを獲得してきました。彼らは2015年に2人そろって「ワールド・セーラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しましたが、バーリングは2017年のアメリカズカップにおいてエミレーツ・チーム・ニュージーランドの操舵手として若干26歳にしてチームを優勝に導き、同年2度目の栄誉を手にしています。2人は来年3月に地元オークランドのホームウォーターで開催されるアメリカズカップで2度目の優勝を狙い、さらに、延期となった東京オリンピックでのメダル獲得を目指します。

SailGPのCEO(最高経営責任者)であるラッセル・クーツ卿は「ニュージーランドのチームを大会に組み入れる計画は当初から我々の念頭にありました。私はピート(バーリング)とブレア(トゥーク)をリーグに迎えることができてとても興奮しています。彼らは世界で最高のセーラーであり、SailGPにさらなる競争力をもたらすことに間違いありません。私たちは、エンターテインメントと最先端テクノロジー、持続可能な取り組みを組み合わせた、新しくてエキサイティングな舞台を提供しています。これは、新しいファンのみならず、世界のトップセーラーをも魅了しています」と述べました。

ニュージーランドチームは、バーリングとトゥーク自らが主催する海洋保護チャリティー団体ライブオーシャンと彼らのセーリング活動を支援するライブオーシャンレーシングと提携します。ライブオーシャンレーシングは、SailGPチャンピオンシップを通して、海洋保護と再生活動という同団体の任務に対する認知度を高めることに注力し、持続可能性とクリーンエネルギー活用を理念とするSailGPと協調していきます。

トゥークは「世界中に存在する多くのSailGP視聴者へ、海洋保護の緊急性、必要性を訴える絶好の機会です。私たちの目標は、海洋保護、再生の理念がDNAにあるニュージーランドで、商業的に実現可能で、且つ最強のレースチームを構築することです」と語りました。

2人は引き続き、エミレーツ・チームニュージーランドでのアメリカズカップの防衛に全力で取り組み、延期された東京オリンピックにおいても金メダルを目指して活動します。

SailGPのシーズン2の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大によって延期されており、来年4月にサンフランシスコで、同6月にはニューヨークで開催されます。米国内での大会に続き、その後はヨーロッパの各チームの国々(イギリス、デンマーク、フランス、スペイン)の都市で開催される予定です。シーズン2全体で7〜9大会を開催する予定で、2022年の初頭にはオーストラリア/ニュージーランド地域でのレースを計画しています。