ネイサン・アウタリッジは生粋のセーラーです。セーリング競技だけでなくカイトサーフィン、ウインドサーフィンと常にウォータースポーツを楽しんでいます。
4歳の時に両親からセーリングの手ほどきを受けたアウタリッジは、2012年のロンドン五輪49er級で金メダルを獲得、4年後のリオ五輪では銀メダルを手にしました。
五輪キャンペーンと平行して、第34回と第35回のアメリカズカップにアルテミスレーシングのヘルムスマンとして挑戦しており、また昨年、妹のヘイリー・アウタリッジと組んで出場したナクラ17級の世界選手権で銀メダルを獲得しました。
モス級、49er級、ナクラ17級など世界選手権でのメダル獲得は合わせて19個。ハイパフォーマンス艇で卓越した実力を発揮するアウタリッジは、テストセーラーの一人としてハイテクレース艇F50の開発にも貢献しています。
今年1月に妻のエマとの間に第一子が生まれたばかりの彼は、現在、新米パパとして奮闘する日々です。
「スピードを楽しむということはつまり、それなりのリスクを伴うということでもあります。上手くコントロールできれば最高ですが、一歩間違えば失うものは大きいです」